Research Briefing

ハーモナイゼーションを行った脳トランスクリプトミクスデータのメタ解析によって治療標的となる遺伝子を優先順位付けする

Nature Genetics 55, 3 doi: 10.1038/s41588-023-01301-5

ヒト脳RNA-seqデータセットのハーモナイゼーション(調和処理)を行った上でメタ解析を実施し、複数の祖先集団および脳領域についての発現量的形質座位(eQTL)マップを作成した。これを用いて、細胞タイプ依存的eQTLの予測、遺伝子ネットワークの作成を行った。これにより、複数の脳関連疾患の遺伝子を優先順位付けすることができ、中枢神経系(CNS)の薬剤標的の同定に向けた期待できる一歩となった。

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