Research Briefing

植物精子には二価クロマチンが広範に存在すると推定され、H3K27me3の部分的初期化が起こる

Nature Genetics 55, 4 doi: 10.1038/s41588-023-01345-7

植物において生殖細胞系列の発生を介してヒストン修飾が再プログラム化される仕組みはほとんど分かっていない。今回、シロイヌナズナの雄性配偶体の発生を通じて、H3K27me3とH3K4me3が大規模に再プログラム化されることが分かった。この再プログラム化によって、精子では広範に二価クロマチンが生じるとともに、主要な発生調節因子からH3K27me3標識の選択的除去が起こる。

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