Research Briefing

RNAとDNAメチル化のクロストークによる転位性遺伝因子と幹細胞運命の調節

Nature Genetics 55, 8 doi: 10.1038/s41588-023-01453-4

転位性遺伝因子(TE)のクロマチン状態が、発生および疾患においてどのように制御されているのかは分かっていない。今回、TEに結合するタンパク質を特定するための方法であるCARGO-BioIDを紹介する。これはCRISPRに基づくプロテオミクスを用いる手法である。我々はヒト胚性幹細胞(hESC)でこの方法を用いることにより、RNA N6-メチルアデノシン(m6A)とDNAメチル化の間の相互作用が、TEの活性化とhESCの運命の調節に重要であることを明らかにした。

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