Research Briefing
SF3B1変異型細胞はPARP阻害下で複製ストレスにより細胞死を起こす
Nature Genetics 55, 8 doi: 10.1038/s41588-023-01461-4
複数のタイプのがんにおいて、SF3B1のホットスポット変異が存在すると、臨床的に利用可能な複数のPARP阻害剤に選択的感受性が現れる。こうした感受性は、SF3B1変異型細胞特異的にCINP(cyclin-dependent kinase 2 interacting protein)レベルが低下していることが原因であり、これがPARP阻害剤投与後のカノニカルな複製ストレス応答の喪失につながる。