Brief Communication 培養ヒト胚性幹細胞で頻発する染色体17qおよび12の増加 2004年1月1日 Nature Biotechnology 22, 1 doi: 10.1038/nbt922 染色体17qの増加を伴う核型変化が、ヒト胚性幹(hES)細胞の独立した3系統で、5件独立して観察された。染色体12の増加が認められる例もあった。このことから、染色体17qおよび12の遺伝子量が増加すると、未分化hES細胞の増殖が差別的優位となることが示唆される。今回の観察結果は、異数性細胞の使用が有害となる可能性がある移植療法に将来hES細胞を使用する場合、考慮が必要となるものである。 Full text PDF 目次へ戻る