Nature ハイライト

免疫学:抗体予防投与は免疫不全ウイルス感染を不顕性化する恐れがある

Nature 639, 8053

広域中和抗体(bNAb)はHIV感染を防ぐ可能性がある。今回、霊長類での研究で、bNAbの血清濃度がin vitroでのウイルス中和に必要な濃度の数百倍あっても、bNAbを隠れ蓑にして不顕性感染が起こり得ることが明らかにされた。この結果から、bNAbを用いた臨床データを解釈する際には注意が必要になることが示唆される。

2025年3月6日号の Nature ハイライト

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