Brief Communication

プロトン交換に基づくMRIコントラストをもたらす人工レポーター遺伝子

Nature Biotechnology 25, 2 doi: 10.1038/nbt1277

既存の磁気共鳴レポーター遺伝子はいずれも（超）常磁性体の存在に基づくものであり、水の緩和を利用してコントラストを得る。我々は、非金属性、生分解性で、リジンに富むタンパク質（LRP）レポーターを開発した。これは、コントラストが周波数選択的な人工タンパク質を発現する遺伝子組み換えレポーターファミリーの原型となるものである。この内因性のコントラストは、レポーターのアミドプロトンから水プロトンへの高周波標識の移動を利用しており、オン・オフの切り替えが可能である。

目次へ戻る

ネイチャーの人気コンテンツ

  1. 遠方のサブミリ波で明るい銀河のバルジの形成
  2. 複数の量子プロセッサーを古典的に接続した量子コンピューター
  3. 二次元ヒルベルト空間の断片化
  4. 鳥のように飛び立てるロボット
  5. 非常に似通った高分子を互いに分離する
  6. 骨移植用の新たな競合材料
  7. 遷移金属触媒を用いない求電子剤カップリング
  8. 熱帯林は大きな自然再生能力を秘めている
  9. ジュラ紀までさかのぼったオタマジャクシの起源
  10. C4光合成を可能にした分子進化
advertisement
プライバシーマーク制度