Brief Communication 大腸菌で発現させたライブラリーから組換え型完全長抗体を単離する 2007年5月1日 Nature Biotechnology 25, 5 doi: 10.1038/nbt1296 本論文では、大腸菌に発現させたコンビナトリアルライブラリーから完全長IgG抗体が容易に単離されたことを示す。完全長の重鎖および軽鎖はペリプラズムに分泌されて非グリコシル化IgGとして組み合わせられ、内膜に繋留されたFc結合タンパク質に捕捉される。外膜の透過化処理後、蛍光標識抗原を特異的に認識する「Eクローン性抗体」を発現するスフェロプラストクローンをフローサイトメトリーで選択する。免疫化した動物から作製したライブラリーのスクリーニングの結果、炭疽菌(Bacillus anthracis)の防御抗原に対してナノモルレベルの親和性をもつ抗体が複数得られた。 Full text PDF 目次へ戻る