Perspective マーカー遺伝子配列に関する最小情報(MIMARKS)および任意の配列に関する最小情報 (MIxS) の仕様 2011年5月1日 Nature Biotechnology 29, 5 doi: 10.1038/nbt.1823 本論文では、マーカー遺伝子配列の報告用にゲノム標準コンソーシアム(GSC)が開発した標準、「マーカー遺伝子配列に関する最小情報」(MIMARKS)を紹介する。また、生体試料が由来する環境を記述するシステムも紹介する。この「環境パッケージ」は、起源がわかっている任意のゲノム配列に適用され、MIMARKSおよびほかのGSCチェックリストと組み合わせて使用することができる。最後に、配列データを記述する統一基準を確立し、科学界がGSCチェックリストを使用および学習するための糸口を提供するべく、「任意の配列に関する最小情報」(MIxS)を紹介する。MIxSを採用すれば、絶え間なく変化する生物圏の無数の生態系に由来するDNA配列の膨大な解読研究が示す天然の遺伝子多様性を分析する能力が向上すると考えられる。 Full text PDF 目次へ戻る