Brief Communication TALEヌクレアーゼを用いるヒト多能性細胞の遺伝子操作 2011年8月1日 Nature Biotechnology 29, 8 doi: 10.1038/nbt.1927 ヒト多能性細胞の選択的遺伝子操作は、その潜在能力を十分に利用するための必要条件である。 そのような遺伝子操作は、部位特異的ヌクレアーゼを用いて実現することができる。今回我々は、 5か所のゲノム座位を標的とする転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)を作製した。試験したすべての座位で、TALENが標的とする座位のみに組み換えカセットを持つヒト胚性幹細胞(ESC)および人工多能性細胞(iPSC)のクローンが得られた。我々のデータは、本論文に記した特定の構造を利用するTALENが、ヒト多能性細胞で部位特異的なゲノム修飾を媒介し、その効率および精度が亜鉛フィンガーヌクレアーゼ(ZFN)と同等であることを示唆している。 Full text PDF 目次へ戻る