Brief Communication
初代T細胞のCRISPR–Cas9編集後の修復の予測を大規模データセットが可能にする
Nature Biotechnology 37, 9 doi: 10.1038/s41587-019-0203-2
Cas9が誘発するDNA切断に続く修復の結果に関しては、特に初代ヒト細胞では今なお理解が不十分である。我々は、初代ヒトT細胞のオンターゲットゲノム部位1656カ所の修復結果に関して塩基配列を解読し、SPROUT(CRISPR Repair Outcome)と命名した機械学習モデルのトレーニングをそのデータで行った。塩基の挿入および削除の長さ、確率、および配列がSPROUTによって正確に予測されたことから、SPROUTは治療上重要な初代ヒト細胞のSpCas9ガイドRNAの設計に資すると考えられる。