Brief Communication
行動するマウスの脊髄の分節をまたぐイメージング
Nature Biotechnology 41, 12 doi: 10.1038/s41587-023-01700-3
脊髄回路は疼痛の伝達で重要な役割を担っているが、行動中のマウスの脊髄分節内や脊髄分節を越える活動の基礎的なパターンはこれまで未解明であった。我々は、視野7.9 mm2、水平分解能約3~4 μm、作動距離2.7 mm、総重量10 g未満のウエアラブル広視野マクロスコープを開発した。そして、疼痛を生じる高度に限局性の機械的刺激が複数の脊髄分節にわたって広範囲の協調的なアストロサイトの興奮を引き起こすことを明らかにした。