Brief Communication
全トランスクリプトーム空間プロファイリングとタンパク質マーカーの統合
Nature Biotechnology 41, 6 doi: 10.1038/s41587-022-01536-3
空間トランスクリプトミクスとプロテオミクスは、複雑な生物学的過程に関する理解をそれぞれに変容させた相補的な情報をもたらしている。しかし、両モダリティーの実験的統合は限られている。これを克服するために我々は、空間トランスクリプトミクスとタンパク質プロファイリングを同時にハイスループットで行うSPOTS法(Spatial PrOtein and Transcriptome Sequencing)を開発した。SPOTS法は、単一モダリティーの測定と比較して、シグナルの分解と細胞のクラスタリングが大幅に改善され、組織領域全体の差次的遺伝子発現解析の検出力が強化されている。