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  • ヒト胚ゲノム編集の波紋

    ヒト胚の遺伝的改変を行った研究が報告されたが、その倫理的問題に関しては科学者の間にも意見の食い違いがある。

    2015年7月号

  • 最古の石器を作ったのは誰?

    トゥルカナ湖西岸で、これまでに発見された中で最古の石器が出土した。330万年前のものであることから、ヒト属出現以前に石器文化が存在していた可能性が高まった。

    2015年7月号

  • ニューロンの百科事典作成計画が始動

    アレン脳科学研究所が、ニューロンのカタログを作るという大規模な計画を発表した。

    2015年7月号

  • ネオニコチノイド系農薬の危険性をめぐる議論は次の段階に

    ネオニコチノイド系農薬がハチに及ぼす脅威が、より明確になってきた。

    2015年7月号

  • ローレンシウムの居場所は決まるか

    103番元素ローレンシウムの第一イオン化エネルギーの測定に初めて成功した。周期表上のローレンシウムの位置と周期表自体の構造をめぐる議論が再燃するかもしれない。

    2015年6月号

  • 「水の舌」で獲物を捕らえるトビハゼ

    水を舌のように使うトビハゼの捕食方法から、初期の陸上動物が捕食のために舌を進化させてきた可能性が示された。

    2015年6月号

  • ダーウィンの「奇妙な動物化石」の謎が解けた!

    化石からタンパク質を回収してアミノ酸配列を解読することで、DNAの回収が困難な古い年代の化石であっても解析できることが実証された。この手法は、理論的には数千万〜数百万年前の化石にも適用できることから、生物の系統分類学に革命をもたらすかもしれない。

    2015年6月号

  • 「ブロントサウルス」が復活する?

    竜脚類ディプロドクス科の系統樹を見直した研究から、アパトサウルスと同種とされたジュラ紀の巨大草食恐竜ブロントサウルスに独立種であることを示す特徴が見いだされたという。

    2015年6月号

  • 20世紀の真の捕鯨頭数

    20世紀中の商業捕鯨頭数が初めて算定され、290万頭に上ることが分かった。総生物体量で見ると、人類史上最大の動物捕獲・駆除と考えられる。

    2015年6月号

  • 世界初のブタ試料バイオバンク

    糖尿病の長期的合併症の研究用に、大型動物のバイオバンクが設立された。入念に作製された多種多様な組織試料は、無料で利用できる。

    2015年6月号

  • 貯水池の水を長持ちさせる秘策

    湖の表面に薄い膜をはって水の蒸発を防ぐ技術が、干ばつに苦しむ米国に希望をもたらすかもしれない。

    2015年6月号

  • ドーンとニューホライズンズの旅

    2015年は準惑星の年だ。NASAのドーンとニューホライズンズという2機の探査機が、太陽系で最大級の2つの岩石質小天体に初めて接近し、科学者にその姿を見せてくれるのだ。

    2015年6月号

  • 食品添加物と肥満・腸疾患が初めて結び付いた

    食品に広く添加されている乳化剤の中には、大腸の細菌構成を変化させ、その結果、炎症性の大腸炎を引き起こすものがあることが、マウスでの実験で示された。特筆すべきは、米国では「安全」と見なされ、試験が免除されている化合物であっても、同様の作用が観察されたことだ。

    2015年5月号

  • 複雑な有機化合物をボタン1つで全自動合成

    レゴ®・ブロックを組み立てるように分子を順番につなげることで、複雑な化合物を作る作業を全自動で行うことのできる装置が開発された。

    2015年5月号

  • エチオピアでヒト属最古の化石発見!

    人類の出現時期を50万年さかのぼらせるエチオピアの新たな化石と、ホモ・ハビリスの基準標本の再復元で得られた3次元モデルから、人類の誕生とその進化の過程は予想以上に込み入っていたことが示された。

    2015年5月号

  • 「3人の親による体外受精」にゴーサイン

    先駆的な生殖医療技術の法的認可に向けた英国の動きは、他の国々にも規制緩和の流れを引き起こしそうだ。

    2015年5月号

  • 新種が続々!海洋生物リスト

    海洋生物の正式な学名や分類学的情報を網羅すべく、過去の全記載情報を洗い直している国際プロジェクト「WoRMS」のデータベースがほぼ完成。22万を超す生物種が「有効」であると確認された一方で、19万400種が重複を理由にリストから削除された。

    2015年5月号

  • 重力波探索は新たな段階に

    「重力波検出」という2014年3月の衝撃的な発表は、衛星観測データを踏まえた分析により白紙に戻った。しかし、宇宙の始まりに生じたさざ波の探索競争は一層激しさを増している。

    2015年5月号

  • 高評価の事例から助成機関が求める「インパクト」が見えてきた

    英国の大学に助成金を配分する英国高等教育財政審議会は、新評価制度の一環として英国の各大学に「研究がインパクトを与えた事例」を示した報告書を提出させた。Natureは、約7000件に上るそれらの事例について独自に言語解析を行い、報告書で使用された単語と審査員による評価結果との相関関係を調べた。

    2015年5月号

  • チップ上の人体「ホモチッピエンス」作製を目指す

    三次元培養系のモデル器官装置をつないで全身の生理機能を模擬した系を構築し、これを生物テロ対策に利用しようという計画が米国で動き出した。

    2015年5月号