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  • 活性化された免疫細胞が神経変性を促す

    アルツハイマー病の特徴であるタウタンパク質が凝集したモデルマウスの解析により、免疫細胞が協働してタウ関連神経変性を促すこと、また、すでに臨床で使われている薬剤がこの疾患に有効である可能性が明らかになった。

    2023年6月号

  • 腸内細菌が腫瘍の治療成績に影響を及ぼす

    腸内細菌が産生する分子が免疫細胞に作用することで、膵臓がんに対する化学療法の奏効率が向上することが分かった。この発見は栄養学的介入により治療成績を改善できる可能性を示している。

    2023年6月号

  • 古代エジプトミイラのレシピ

    古代エジプトのミイラ製作には、どんな材料が用いられ、どんな工程があったのだろうか。防腐処理作業場から見つかった文字ラベルが刻印された土器を分子レベルで分析することにより、その問いに対していくらかの答えが得られた。

    2023年5月号

  • 糖尿病の合併症はセリンの欠乏が引き起こす

    感覚神経の機能障害は、糖尿病の三大合併症の1つである。今回、糖尿病性神経障害が、アミノ酸であるセリンの欠乏により引き起こされること、また、その治療にセリンの補給が役立つ可能性が、マウスでの研究で示唆された。

    2023年5月号

  • ひねりを加えて固体中の電子を探る

    2枚の二次元シート間の角度を自在に変化させて電子物性を調べることができる、概念的に新しい実験技術「量子ツイスティング顕微鏡」が開発された。この技術は、エキゾチックな層状材料の電子物性を研究する新たな視点をもたらす。

    2023年5月号

  • 地球に優しい自力穿孔型種まきロボット

    天然の種子をヒントに、雨にぬれると自ら土壌中に潜っていくことができるロボットが設計された。その仕組みは、湿度で形が変わる木材の特性を利用している。これは、持続可能なイノベーションのシンプルでエレガントな好例だ。

    2023年5月号

  • 細胞アイデンティティーの調節因子を予測する

    胚発生過程において遺伝子のネットワークがどのように相互作用して細胞アイデンティティーをプログラムするかを予測できるCellOracleと呼ばれる計算ツールが開発された。このツールは、発生が調節される仕組みの研究に磨きをかけるであろう。

    2023年5月号

  • 地下深部からも流れ出る富士山の湧水

    3種類のトレーサーを組み合わせて解析することにより、富士山の湧水の起源に関する古くからのモデルの誤りが証明され、深度の異なる帯水層間の相互関係が明らかになった。

    2023年4月号

  • 羽毛恐竜の発見から25年

    鳥類の起源に関する我々の理解は、1998年に発表された、羽毛恐竜の存在を示す化石に関する論文によって大きく前進した。この論文は、同年発表された別の2種の羽毛恐竜化石についての論文と共に、古生物学界に一大センセーションを巻き起こした。

    2023年4月号

  • アスガルドアーキア内部の秘密が明らかに

    世界で2例目となる、アスガルドアーキアの培養が成功した。アスガルドアーキアは、我々の細胞の祖先に近縁とされ、その内部構造は、真核細胞の初期進化に関する手掛かりをもたらす。

    2023年4月号

  • ヒトSer/Thrキナーゼのリン酸化モチーフの全容

    キナーゼはタンパク質のリン酸化酵素であるが、今回、計算資源から、ヒトキナーゼの主要なクラスに属するほぼ全てのキナーゼの標的となる候補タンパク質モチーフが特定できた。このリン酸化マップは、健康や疾患における細胞のシグナル伝達を理解する上で重要である。

    2023年4月号

  • 老化細胞は一生を通して体を傷つける

    増殖を停止した「老化」細胞の特徴が、マウスの骨格筋において明らかになった。老化細胞は、炎症促進と再生阻害を引き起こしていること、そしてその結果、老齢の筋組織に有害な変化を引き起こす可能性があることが分かった。

    2023年4月号

  • 根が流れに従う仕組み

    環境からの刺激により、植物の根の分岐はどう決定されるのだろうか。利用可能な水の量が根の成長を方向付ける仕組みが明らかになり、ホルモンを介した根の成長過程の調節を支える意外な機構が見つかった。

    2023年3月号

  • マラリア原虫が雄になる仕組み

    生物はさまざまな戦略を用いて性を決定している。今回、マラリアを引き起こす寄生虫の熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)において、雄特異的な因子が関与する非遺伝的な性決定機構が明らかになった。

    2023年3月号

  • 量子コンピューターの中のホログラフィックワームホール

    量子力学と一般相対性理論を融合する試みにおいて重要な概念である、ホログラフィックなワームホールと呼ばれる状態が、量子ビット9個の系を使ってシミュレーションされた。

    2023年3月号

  • 腸内細菌が運動意欲を促進する

    腸内細菌が感覚ニューロンを活性化する分子を産生し、運動に関連した脳内の報酬系の神経回路を刺激することが、マウスで発見された。この新しい経路は、長時間の運動に対する意欲に影響を与える。

    2023年3月号

  • 細胞移動をコーディネートするのは「uncoordinated」タンパク質

    細胞移動への関与がこれまで知られていなかったUnc5受容体とグリピカン3の複合体の特徴が明らかになり、その機能から、発生中のニューロンと転移性のがん細胞は類似した機構で移動するという考えが裏付けられた。

    2023年3月号

  • ペストの大流行による急速な自然選択

    中世を生きた人々のDNAの分析から、14世紀の腺ペストパンデミックによる急速な自然選択を受けた人は生き残った一方で、その子孫は自己免疫疾患のリスクが上昇した可能性があることが明らかになった。

    2023年2月号

  • 全身性エリテマトーデスを治療するCAR-T細胞療法

    免疫系のT細胞に遺伝学的改変を加えて特定の細胞を攻撃させるCAR-T細胞療法で、全身性エリテマトーデス(SLE)の治療を目的とするものが開発された。作製されたCAR-T細胞を患者に注入すると、臨床的および免疫学的な改善が見られた。

    2023年2月号

  • 膜タンパク質の組み立てに思いがけない事実

    膜貫通型タンパク質は細胞において多くの重要な役割を担っている。今回、複数回膜貫通型タンパク質が動物細胞の膜に挿入される過程について新たな知見が得られ、これまでの認識に疑問が投げ掛けられた。

    2023年2月号