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アクネ菌、ブドウに宿る
ヒトの皮膚常在菌の一種、アクネ菌がブドウにも存在することが明らかになった。 これは、動物病原体の植物への宿主移行が確認された初めての例であり、アクネ菌の存在がブドウの栽培化に貢献した可能性も出てきた。
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研究者の楽園スイスに垂れ込める暗雲
移民規制をめぐる国民投票結果を受けたスイス政府の行動によって、EU・スイス間の「ホライゾン2020」プログラムに関する交渉が停止した。
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宇宙急速膨張の証拠、検出される
宇宙が生まれた直後に急激に膨張(インフレーション)したことを裏付ける重力波の痕跡が、南極での宇宙マイクロ波背景放射の観測で見つかった。
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健常者10万人を調べるプロジェクト
長期的な試験により健常者を詳細にモニタリングし、その結果に対処するよう頻繁に働きかけることで、究極の個別化医療を実現しようという取り組みが始まった。
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ロイヤル島からオオカミが消える日
オオカミとヘラジカの生態学研究で有名な米国ロイヤル島。そのオオカミ個体群が、絶滅の危機に瀕している。数十年にわたって隔離され、同系交配が繰り返されてきたためだ。
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明確になった地球温暖化と水の危機
気候変動が地球全体に及ぼす影響を検証する初の包括的かつ国際的なプロジェクト「ISI-MIP」が始動し、最初の結果が報告された。そこから、主要な懸念は水の危機であることがはっきり見えてきた。
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シャコの「驚異の色覚」は幻想だった?
動物界で最も複雑とされるシャコの眼が、実は色を感知するシステムとしては非常に単純であることが分かった。
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我々の内なるネアンデルタール人
現生人類はネアンデルタール人との交雑によって寒冷気候への対処能力を高めたことが、今回ゲノム解析から明らかになった。ただ、この交雑でできた雑種はどうやら生殖能力が低かったようだ。
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レーザー核融合で投入エネルギーを上回るエネルギーを生成
米国の国立点火施設で行われた実験で、核融合炉の実現に向けて重要で画期的な段階が達成された。
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ナルコレプシーは自己免疫疾患であることが確定
Science Translational Medicine 2013年12月18日号に掲載された当該論文は、2014年7月30日に著者により取り下げられました。理由は、論文の構成上重要な実験が再現できなかったためということです。
2009年の新型インフルエンザ大流行とそれに対するワクチンの接種に付随して、ナルコレプシーという睡眠障害が多発した。この原因を解析した結果、 ナルコレプシーが自己免疫疾患だとする決定的な証拠が示された。
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アンペアの再定義に向けて
国際単位系(SI)の再定義を視野に入れ、アンペアを物理定数(値が変化しない物理量)と結びつけるために、電子1個の流れの測定が行われた。
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需要が高まる生物資源リポジトリ
研究ツールや資源を提供してくれる生物資源リポジトリは、生命科学研究に欠かせない存在である。だが、その維持管理は容易ではない。
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リンネのゾウ標本をめぐる物語(下)
前回のあらすじ:スウェーデン自然史博物館(ストックホルム)にあるアルコール漬けのゾウの胎児は、リンネが「アジアゾウ」の分類の基準とした標本である。本当にアジアゾウなのかと長年疑問が持たれていたが、コペンハーゲン大学(デンマーク)のGilbertらが最新のプロテオミクスを駆使して解析した結果、標本はアフリカゾウであることが判明した1。それと同時に、アジアゾウの基準となる標本がなくなってしまった。Gilbertは、ゾウの分類に大混乱が生じるのではないかと心配した。
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鳥のV字編隊飛行は、やはり合理的だった!
渡り鳥の群れが、驚異的ともいえる巧みな飛行制御能力で省エネ飛行を成し遂げていることが明らかになった。
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イタリア警察を動かしたゲル画像不正検出技術
世界中の科学文献の画像をチェックする新しい技術により、イタリアの著名ながん研究者の多数の論文に不正な画像操作の形跡が見つかった。この研究者は現在、警察の捜査を受けている。
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ピロリ菌株との相性が胃がんの発症を左右する
地域的な起源が異なるピロリ菌株に感染している場合に、胃がんが発症しやすくなることが明らかになった。
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軟骨魚類に骨がない理由
今回、軟骨魚類として初めて、ゾウギンザメの全ゲノム塩基配列が解読され、脊椎動物の初期進化を知るための重要な手掛かりが得られた。
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外部刺激でも体細胞を幹細胞化できる!
NPGよりお知らせ
Nature 2014年1月 30 日号641〜647ページ、および676〜680ページに掲載された小保方晴子氏ら(理化学研究所ほか)による論文 2 報について、論文中にいくつかの致命的な誤りがあることを理由に論文撤回の要請があり、弊社はそれを受理いたしました。
撤回理由は、Nature 2014年7月3日号112ページ、および下記URLをご覧ください(ウェブページが最新情報になります)。Natureダイジェスト 2014年3月号2〜3ページでも、これらの論文に基づいた記事を掲載しておりました。
STAP 関連論文、撤回理由書
Retraction: Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
Retraction: Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency強く圧迫したり、酸性溶液に浸けたりするだけの手軽な方法で、 体細胞を受精卵に近い状態へとリセットできることが明らかになった。
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作物収量アップのカギは内生菌?
遺伝子組換えや育種によらずに作物を強化する方法として、植物の組織内に共生する真菌類の能力が評価され始めている。
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ゲノミクス創成期のお宝を探して
ゲノミクス創成期に活躍した解析装置の多くが、現在、時代遅れの不用品として廃棄されようとしている。世界の科学博物館が結束して、こうした装置の収集に向けて動き出した。