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霊長類胚の体外培養で最長記録達成
中国の2つの研究チームが、霊長類の胚を体外で、これまでで最も長く培養したことを報告した。これらのサル胚は、両チームが開発した手法のおかげで、受精後20日目まで体外で育ったのだ。これらの研究は、霊長類の初期胚発生について、重要だがよく分かっていない段階を解明する足掛かりとなるものであり、おそらく、「体外での実験的なヒト胚発生はどの段階まで許されるべきか」という議論を再燃させることにもなるだろう。
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翻訳:船田晶子
Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 2
DOI: 10.1038/ndigest.2020.200206
原文
Primate embryos grown in the lab for longer than ever before- Nature (2019-10-31) | DOI: 10.1038/d41586-019-03326-5
- David Cyranoski
参考文献
- Niu, Y. et al. Science https://doi.org/10.1126/science.aaw5754 (2019).
- Ma, H. et al. Science https://doi.org/10.1126/science.aax7890 (2019).
- Deglincerti, A. et al. Nature 533, 251–254 (2016).
- Shahbazi, M. N. et al. Nature Cell Biol. 18, 700–708 (2016).
- Nakamura, T. et al. Nature 537, 57–62 (2016).