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費用は従来の10分の1のインド製の最先端のがん治療薬
T細胞(白色)が、がん細胞(橙色)を攻撃しているイラスト。 Credit: Artur Plawgo/Science Photo Library/Getty
インドの小規模なバイオテクノロジー会社であるイムノアクト社(ImmunoACT、インド・ムンバイが拠点)が、キメラ抗原受容体(CAR) T細胞療法の国産化に成功した。CAR T細胞療法は、米国が開発の先駆けとなった最先端のがん治療で、主に血液がんの治療に使われ、この治療を受ける人はここ数年で急増している。インドで今回開発されたCAR T細胞療法の費用は、世界中で入手可能な同等の市販製剤の10分の1である。
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翻訳:三谷祐貴子
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 6
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240609
原文
Cutting-edge cancer therapy is made in India — at one-tenth the cost- Nature (2024-03-21) | DOI: 10.1038/d41586-024-00809-y
- Smriti Mallapaty
参考文献
- Radhakrishnan, V. S., Agrawal, N., Bagal, B. & Patel, I. Clin. Lymphoma Myeloma Leuk. 21, e85–e98 (2021).
- Dwivedi, A. et al. Mol. Cancer Ther. 20, 846–858 (2021).
- Jain, H. et al. ASH Annual Meeting & Exposition paper 185507 (American Society of Hematology, 2023).
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