Brief Communication 選択的スプライシング:ハイスループットシーケンスを用いた、ヒトのトランスクリプトームにおける選択的スプライシングの複雑性の精査 2008年12月3日 Nature Genetics 40, 12 doi: 10.1038/ng.259 mRNAシーケンスデータを用いて、ヒトの組織における選択的スプライシングの複雑性の解析を初めて行なった。エキソンを複数もつ遺伝子のうち約20%に、新しいスプライス部位が見つかり、それらの多くは組織特異的であった。mRNAシーケンスとEST-cDNAシーケンスデータを統合することにより、我々は、複数のエキソンをもつ遺伝子の約95%に選択的スプライシングが認められ、約100,000の中等度から高頻度の選択的スプライシングが主要なヒト組織で起こっていると推定する。定量的な選択的スプライシングマイクロアレイプロファイリングデータとの比較から、我々は、mRNAシーケンスデータから、エキソン含量をも正確に測定することができることを示す。 Full text PDF 目次へ戻る