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  2. Nature Medicine
  3. v10 n3
  4. 院内感染の重要危険因子である黄色ブドウ球菌（Staphylococcus aureus）の鼻内コロニー形成におけるテイコ酸の役割
Brief Communication

院内感染の重要危険因子である黄色ブドウ球菌（Staphylococcus aureus）の鼻内コロニー形成におけるテイコ酸の役割

Nature Medicine 10, 3 doi: 10.1038/nm991

集団の37%程度の外鼻孔に形成される黄色ブドウ球菌コロニーは、この細菌による重篤な感染の重要危険因子となっている。今回、ブドウ球菌の細胞壁表面に露出しているポリマーである細胞壁テイコ酸（WTA）が鼻内コロニーの形成に不可欠であり、ヒト鼻内上皮細胞との結合作用に関与していることを明らかにする。WTAを欠く突然変異体は、鼻細胞に付着する能力が低く、コットンラットの外鼻孔にコロニーを形成することがまったくできなかった。本論文は、黄色ブドウ球菌の鼻内コロニー形成に不可欠な因子について初めて論じたものである。
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