Brief Communication

SLE:ループス関連Fcγ RIIb多型の脂質ラフトからの排除による機能喪失

Nature Medicine 11, 10 doi: 10.1038/nm1288

IgGに対する受容体(Fcγ Rs)の機能不全は、全身性エリテマトーデス(SLE)の病因に関与すると考えられてきた。最近報告されたFcγ RIIbのSLE関連多型(Fcγ RIIbT232)は膜貫通部の単一アミノ酸置換をコードしているが、本論文ではこれが機能的に欠陥を持つことを示す。Fcγ RIIbT232はスフィンゴ脂質ラフトから排除されるために、活性化型受容体を阻害できない。その結果、SLEを促進すると考えられている炎症性シグナル伝達が抵抗なしに進行することになる。

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