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寄生虫感染症:記憶TH2細胞は別の活性化を受けたマクロファージを誘導して寄生性線虫に対する防御をおこなう

Nature Medicine 12, 8 doi: 10.1038/nm1451

細菌およびウイルスに対する一次応答および記憶応答は広く研究されてきたが、寄生性蠕虫に対する宿主防御へとつながる2型ヘルパーT(TH2)細胞のエフェクター機構はいまだに明らかでない。マウスで胃腸内に存在する寄生虫による一次および二次感染の後に腸上皮粘膜下組織を調べたところ、はっきりした免疫細胞の浸潤が感染後に起こることが明らかになった。この浸潤は、IL-4receptorhi(IL-4Rhi)CD206+のAAMac(alternatively activated macrophages)を誘導する、インターロイキン4を発現する記憶CD4+T細胞を含む点が特徴である。次いで、これらのAAMacは、寄生虫除去を助ける防御性記憶応答の重要なエフェクター細胞として機能した。この結果は、腸管寄生蠕虫に対する宿主防御に今まで知られていなかった機構が存在することを明らかにしている。

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