Brief Communication 免疫:広範に作用する中和抗体はC型肝炎ウイルス準種の投与に対して防御的に働く 2008年1月8日 Nature Medicine 14, 1 doi: 10.1038/nm1698 C型肝炎ウイルス(HCV)に対する免疫療法あるいはワクチン設計では、このウイルスの変異性が非常に高いことが重要な問題である。我々は、遺伝的に多様な複数のHCV分離株を中和し、ヒト肝キメラマウスモデルで遺伝的に異種のHCV準種の投与に対して防御的に働くヒトモノクローナル抗体(mAb)を同定した。この結果は、HCVに対して広範な効果をもつ中和抗体が遺伝的に異種のウイルスの感染を防御することの証拠であり、HCVに対する予防ワクチンの実現可能性を示唆している。 Full text PDF 目次へ戻る