News & Views アルツハイマー病のバイオマーカー:無症候性疾患のジレンマ 2009年10月1日 Nature Medicine 15, 10 doi: 10.1038/nm1009-1130 アルツハイマー病の研究では、明確な症状が現れる前に診断を下すのに役立ちそうな少数の分子が脳脊髄液(CSF)中で見つかっている。N Mattssonたちは、こうしたバイオマーカーについて被験者1,583人を対象とする最大級の試験を行った。被験者のうち軽度の認知障害がある750人については、これらのバイオマーカーの測定後2年以上にわたって追跡した。その結果、試験を行ったさまざまな施設間で比較不可能な結果が得られ、規格化された試験手順を改善する必要があることが明らかになった。またMattssonたちは、これらの分子により、彼らの言うところの「十分な正確さ」で初期アルツハイマー病を予測できる可能性があることも示している。 Full text PDF 目次へ戻る