News & Views 【COMMUNITY CORNER】骨髄移植がHIVを抑制 2009年4月1日 Nature Medicine 15, 4 doi: 10.1038/nm0409-371 白血病治療のために骨髄移植を受けた1人のHIV陽性患者で、20か月後の追跡検査では血流中にHIVがみられなくなっていたことが、G Hütterたちによって報告された。きわめてまれで幸運な巡り合わせといえるが、この移植のドナーはレシピエントとの適合性があっただけでなく、HIV感染への抵抗性をもたらす変異をHIV受容体CCR5にホモ接合で保有していたのである。この知見は、CCR5を標的とする実験的な幹細胞治療や研究にどんな意味をもってくるのだろうか。 Full text PDF 目次へ戻る