Journal of the American Medical Associationに、心血管医学で長らく論争の的となってきた問題、つまり心血管疾患と関連づけられている血中タンパク質の1つ、C反応性タンパク質(CRP)が本当に疾患を引き起こすのかどうかという問題に取り組んだ研究が掲載された。12万人分のデータを統合したこの解析では、答えがノーであることが示されている。この研究を行ったP Elliottたちは、CRP値を上昇させる遺伝子変異をもつ人々で心血管疾患のリスクが増大していないことを見いだした。3人の専門家に、この知見によってどう考えを変えたのかを尋ねてみた。