Brief Communication HIV:幼若期マカクザルでは中和抗体受動免疫がSHIVウイルス血症を制御し、B細胞応答を増強する 2010年10月1日 Nature Medicine 16, 10 doi: 10.1038/nm.2233 母親のHIV-1特異的抗体は効率よく新生仔に移行するが、疾患の制御におけるその役割は解明されていない。我々は、6匹の新生仔マカクザルに、ヒトの中和モノクローナルIgGb12などの中和IgGを感染を防止するには不十分な量投与した後に、サルHIV株SF162P3(SHIVSF162P3)で経口攻撃を行った。これらのマカクザルすべてが迅速に中和抗体を産生し、6カ月間にわたって血漿ウイルス量が大幅に低下した。今回の結果は、B細胞応答を高めウイルスを制御するために、周産期に中和抗体を使用することの有用性を裏付けている。 Full text PDF 目次へ戻る