Brief Communication 肥満:Pomcを発現する前駆細胞は、視床下部摂食回路で拮抗的に作用する神経細胞集団を生じる 2010年4月1日 Nature Medicine 16, 4 doi: 10.1038/nm.2126 エネルギー収支を調節する視床下部神経細胞回路は高度に可塑的で、栄養やホルモンの指示に応じて発達する。我々は、マウスで妊娠の影響を受ける可能性のある過程を同定するために、摂食と体重に対して相反する作用を示すプロオピオメラノコルチン(POMC)および神経ペプチドY(NPY)をそれぞれ分泌する神経の個体発生の特徴を調べた。この分析で、Pomcは未成熟な視床下部神経で広範に発現され、胚のPomc発現前駆細胞の半数は、成体マウスではPOMC神経にならない運命をたどることがわかった。また、成熟NPY+細胞集団のほぼ4分の1は、POMC+細胞と前駆細胞を共有している。 Full text PDF 目次へ戻る