Brief Communication 遺伝子治療:上皮増殖因子受容体はアデノ随伴ウイルス血清型6の共受容体である 2010年6月1日 Nature Medicine 16, 6 doi: 10.1038/nm.2145 遺伝子治療における重要な段階は、細胞型および組織に特異的なやり方での効率よい遺伝子導入である。アデノ随伴ウイルス血清型6(AAV6)による遺伝子導入機序についてさらに理解を深めるために、遺伝子比較解析とパスウェイ可視化ソフトウェアとを組み合わせて用い、AAV6による遺伝子導入と上皮増殖因子受容体(EGFR)発現との間に正の相関があることを明らかにした。さらに行った実験で、ベクターのインターナリゼーションにはEGFRが必須であり、EGFRはおそらくAAV6の共受容体として機能することが示唆された。 Full text PDF 目次へ戻る