News & Views 血液凝固のブレーキを解除する好中球 2010年8月10日 Nature Medicine 16, 8 doi: 10.1038/nm0810-851 血液凝固は、体を微生物感染から守っている。最近の研究で、好中球が侵入病原体に対する凝血促進応答を微調整していることが明らかになった。好中球は、血液凝固阻害因子の1つを分解して、細菌を微小血管内に追い込んで局所的に「閉じこめる」。しかし、感染がない場合、好中球は大血管内の血栓を増加させるので、この機能は血栓症の治療にもかかわってきそうだ。 Full text PDF 目次へ戻る