Brief Communication HIV:液性免疫に対するHIV-1エンベロープgp120の集団レベルでの適応 2010年9月10日 Nature Medicine 16, 9 doi: 10.1038/nm.2203 HIV流行初期に感染した患者、および近年ウイルスに感染した患者由来のHIV-1変異株の比較で、抗体による中和に対するウイルスの抵抗性が、時間経過とともに増強することが観察された。これはHIV-1エンベロープgp120サブユニットの可変ループの長さと、N-結合グリコシル化を受けると考えられる部位数の増加を伴っていた。最近セロコンバージョンを起こした患者でみられるHIV-1中和耐性の増強は、中和抗体応答の誘導がより起こりにくいことと一致し、これはワクチンの設計にかかわってくる可能性がある。 Full text PDF 目次へ戻る