Review

遺伝性疾患:シャーレの中の疾患:誘導多能性幹細胞を
使ってヒト遺伝性疾患のモデルを作る

Nature Medicine 17, 12 doi: 10.1038/nm.2504

遺伝性疾患の患者に由来する誘導多能性幹細胞(iPSC)の作製は、これらの疾患に対する基礎研究や治療に用いる化合物の開発に新たな機会を提供する。iPSCは自己複製能をもち、多くの細胞型への分化が可能であることから、研究材料のほぼ無限といえる供給源となる可能性がある。この総説では、iPSCを使って遺伝子疾患モデルの作製を試みる際に考慮すべき概念的問題や実践上の問題について考察する。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度