Technical Report 画像化法:微小構造と分子のin vivo同時画像化のための動脈内カテーテル 2011年12月1日 Nature Medicine 17, 12 doi: 10.1038/nm.2555 ヒト冠動脈疾患の解明を進めるには、アテローム性プラークの微小構造を、疾患の開始、進行、および心筋梗塞や心臓突然死などの臨床的合併症の原因となる分子機構と関係づけて調べるための、患者で使用可能な新しい手法が必要である。本論文では、微小構造と分子をin vivoで同時に画像化するための、光周波数領域画像化法と近赤外蛍光画像化法を組み合わせて用いる二重方式動脈内カテーテルについて報告する。この新規カテーテル法は、周辺組織の微小構造中にある分子情報を同時に提供することによって、in vivoで冠動脈アテローム性動脈硬化やステント治療の状態を調べたり、生物学的および構造的に高リスクな冠動脈プラークを見つけだしたりするための新しい機会を提供するものとなろう。 Full text PDF 目次へ戻る