Editorial

論文取り下げへの対処

Nature Medicine 17, 12 doi: 10.1038/nm.2611

科学ジャーナルが直面しなければならない事態の中で、論文の取り下げはおそらく最もいやな作業であり、科学的不正行為がからむ取り下げの場合にはその不快さは格別なものとなる。取り下げの数が増えている今、ジャーナル側が不正行為の発見に手を尽くさなければいけないのはもちろんだが、それだけではすべてに対処できない。研究者と研究機関とジャーナルが協力して、不正行為に対処する仕組みを改善していくことが必要なのだ。

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