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骨量を高めるための「聖杯」

Nature Medicine 17, 6 doi: 10.1038/nm0611-657

リポタンパク質受容体関連タンパク質5をコードする遺伝子LRP5にミスセンス変異のあるヒトでは、高い骨量という表現型が見られるが、今回、マウスの最終分化した骨の骨細胞でこのLrp5異型を条件的に発現させることで、ヒトの表現型が再現された。この結果は、LRP5が局所的に働いて骨量を増加させることを示唆しており、これによって、LRP5シグナル伝達を操作して骨粗鬆症や骨損傷を治療する新手法への道が開けそうだ。

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