Commentary

自己免疫疾患における免疫恒常性の調節異常

Nature Medicine 18, 1 doi: 10.1038/nm.2621

自己免疫疾患の発症機序の解明は大きく進展した。遺伝学的関連、エフェクターおよび制御性T細胞の新しい機能的分類群が明らかにされ、腸内微生物叢が免疫機能の調節にきわめて重要な環境因子であることが突き止められている。この解説では、免疫を介して起こる組織損傷の進行に遺伝因子や環境因子、また自然および適応免疫応答が果たす役割についての最近の研究の進歩について論じる。

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