Commentary

自己免疫疾患に対する現在および将来の治療法の最適化

Nature Medicine 18, 1 doi: 10.1038/nm.2625

最も広く見られる自己免疫疾患の一部については免疫を基盤とする複数の治療法が使用できるが、これら以外については認可された免疫療法はほとんどないに等しい。これら2つの場合のどちらについても、それぞれ別々の難問が存在している。まず、複数の治療選択肢が存在する自己免疫疾患では、最もよい治療法を選択するために、合理的に考えられた決定樹が必要である。次ぎに、臨床上の必要性がまったく満たされておらず、治療法がない自己免疫疾患に対しては、新しい戦略を考案しなければならない。この解説では、自己免疫疾患の免疫療法について、より効率的で、選択性もより高い方法を設計するための新しい戦略についてその概要を述べる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度