Commentary ヒトの免疫学と自己免疫疾患に関する研究の問題点と将来 2012年1月1日 Nature Medicine 18, 1 doi: 10.1038/nm.2626 自己免疫のトランスレーショナルリサーチは、多数の困難な問題によって妨げられている。そうした障害としては、自己抗原の発生や疾病関連自己抗原についての知識の欠如、病気を引き起こす自己反応性BおよびT細胞の頻度が低いこと、影響を受けた組織が調べにくいこと、自己反応性リンパ球と病原体特異的リンパ球の違い、病因学的に適切な前臨床動物モデルの欠如、病状の不均一性などが挙げられる。バイオマーカーや新しい治療法の必要性を考えれば、これらの障害はどうあっても緊急に乗り越えなくてはならない。 Full text PDF 目次へ戻る