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Hippo経路をLIFで調節して転移を防ぐ

Nature Medicine 18, 10 doi: 10.1038/nm.2955

「転移抑制因子」をコードする遺伝子の再活性化は、改善の手だてがない悪性腫瘍に対する治療法として非常に有望だと考えられている。だが、これまでのところ、この種の遺伝子で同定されたものはわずかしかない。新しい研究で、白血病阻害因子(LIF)シグナル伝達がHippo経路の調節を介して、乳がん転移を抑制することが明らかになり、発生期の器官構築にかかわる経路の調節と転移増殖とが結びついた。

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