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SAMHD1は休止期のT細胞でもHIVを防御

Nature Medicine 18, 11 doi: 10.1038/nm.2980

HIV-1が休止期CD4+ T細胞内では複製できないのはなぜなのか、その理由はHIV研究におけるずっと以前からの疑問である。今回、宿主のデオキシヌクレオシド三リン酸トリホスホヒドロラーゼ(dNTPアーゼ)で、骨髄性細胞でHIV感染を防止することがすでにわかっているSAMHD1が、HIVの逆転写に必要とされるdNTPの加水分解により、休止期CD4+ T細胞でのHIV複製も制限していることが明らかになった。

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