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ストレスは脂肪細胞の代謝を活発にする

Nature Medicine 19, 1 doi: 10.1038/nm.3058

細胞や組織はストレスを引き起こす環境に頻繁にさらされる。こうした環境は恒常性を乱し、酸化的ストレスや、栄養もしくは代謝にかかわるストレスなどが含まれる場合がある。そして、細胞が生きのびるには、細胞内の恒常的環境を「防御する」ストレス経路の動員が必要となる。最近の研究で、このような既存のストレス経路の一部の活性化が、全身の代謝にも有益なことが示されている。今回、筋特異的にオートファジーを欠失するマウスは、繊維芽細胞増殖因子21(FGF21)がかかわる新発見の内分泌系路を介して、ストレスに適応することが明らかになった。

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