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物言う心臓

Nature Medicine 19, 11 doi: 10.1038/nm1113-1361

世界では、年間数万人もの若年者がはっきりした理由もなく心臓の鼓動が止まって突然死している。遺伝性の心拍障害に関する遺伝子検査を行えば、悲しみに打ちひしがれた遺族に愛する者が失われた理由を説明することができるかもしれない。また、こうした検査から得られる診断情報は、残された肉親に故人と同じ運命をたどるのを回避させるのに役立つ可能性がある。にもかかわらず、こうした「分子剖検(molecular autopsy)」が、原因不明の死について調べる法医学専門家によって行われることは滅多にない。このような状況を変えようとしている医療従事者たちに、J Erdmannが話を聞いた。

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