Technical Report

画像化法:消化管内微細構造の低侵襲的画像化を可能にする係留式カプセル型顕微内視鏡

Nature Medicine 19, 2 doi: 10.1038/nm.3052

本論文では、係留式のカプセル型顕微内視鏡について述べる。この方法ではまず、光学機器を搭載した錠剤様のカプセルを被験者に飲み込ませる。これが消化管内を移動していく際に30 μm(側方向)× 7 μm(長軸方向)の解像度で腸壁断面の顕微鏡像が得られる。ヒト被験者での結果から、この技術によって上部消化管内の三次元微細構造の画像が簡便なやり方で迅速に得られ、痛みはないことが明らかになった。この方法は、内科疾患のスクリーニングのための新しい道を開くと考えられる。

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