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肉を代謝する細菌とアテローム性動脈硬化との関わり

Nature Medicine 19, 5 doi: 10.1038/nm.3178

L-カルニチンは一般的な栄養補助食品の1つで、本来は赤肉に多く含まれている。この栄養素は、腸内微生物叢によって代謝されてトリメチル化された代謝産物になり、また、心血管疾患リスクの上昇と関係づけられている。新しい研究で、腸内微生物叢がL-カルニチンからアテローム形成促進性の代謝産物を作り出す仕組みや、雑食型の食餌内容に応じて腸内微生物叢自体が変化する仕組みが調べられ、L-カルニチンと心血管疾患リスクのつながりに関する新たな手掛かりが得られた。

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