News & Views 血液がんでアポトーシスを引き起こす、もう1つのDNA損傷応答経路 2014年6月1日 Nature Medicine 20, 6 doi: 10.1038/nm.3593 血液のがんではゲノムが不安定になるが、このようながん細胞がDNA損傷に誘導される細胞死を回避する仕組みはほとんど分かっていない。新たな研究から、Hippoシグナル伝達経路の転写調節因子YAP1が、DNA損傷に応答して、ABL1/p73の関与するアポトーシス促進作用を活性化することが明らかになり、YAP1が腫瘍抑制機能を持ち、このHippo経路がヒトのがんで治療標的候補になる可能性が示された。 Full text PDF 目次へ戻る