Editorial データはどこにある? 2016年10月1日 Nature Medicine 22, 10 doi: 10.1038/nm.4215 我々は、NatureおよびNature関連誌の全てで、論文掲載のポリシーに2つの変更を加えることを公表した。変更点の第一は、論文の基盤となったデータの入手可能性と入手方法の明記を論文投稿の条件とすること、第二は査読用にタンパク質構造データバンク(wwPDB)の公式の検証レポートを添付することである。前者で明記すべきは、結果を解釈し、その再現を可能にする「最小データセット」についての入手可能性である。これはデータの公開と共有が研究の透明性と再現性を改善するために必要であるという認識の高まりによるものである。詳細についてはhttp://go.nature.com/2bf4vqnを参照されたい。またwwPDBへの巨大分子構造の登録に伴って作成される検証レポートは、http://www.wwpdb.org/validation/validation-reportsから入手できる。この変更はwwPDBのシステムの改善に伴うものでPDBへの登録を済ましていれば手間はかからないはずである。こうした変更についての意見や質問を我々はありがたいものとして受け止める。どうぞmedicine@us.nature.comへコンタクトしていただきたい。 Full text PDF 目次へ戻る