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赤ちゃんの脳にズームイン
Nature Medicine 23, 3 doi: 10.1038/nm0317-270
近年、MRI装置は大幅に改良され、子宮内にある胎児の脳を詳細に画像化できるようになり、また、新生児病棟に持ち込める小型MRIも開発された。MRIは脳の正常な発生状況を明らかにするだけでなく、未熟児の脳回路の接続状態や、先天性心疾患が胎児の脳に及ぼす影響の研究にも用いられている。MRI技術はジカウイルス感染の胎児への影響という緊急性の高かった問題の解明に重要な役割を果たしており、最近では新生児の脳の自閉症のリスク上昇と関連するとされる構造的特徴の研究にも使われている。