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宿主を標的として病原菌を襲う

Nature Medicine 23, 5 doi: 10.1038/nm0517-528

感染症の治療に際して、ウイルス本体ではなく、宿主であるヒト細胞を標的とする化合物を使う「宿主指向型(host-directed)」療法が、インフルエンザなどに関して注目されている。この手法が期待される第一の理由は、宿主細胞に内在する薬剤標的がウイルス遺伝子ほど急速に変異しないからである。また、こうした治療法ではすでに試験済みの既存薬が効果を発揮することも期待できる。

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