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病気に関わる「動く遺伝子」を捕まえる

Nature Medicine 23, 7 doi: 10.1038/nm0717-791

バーバラ・マクリントックが斑入りのトウモロコシの研究で1950年代にその存在を予測した「可動性遺伝因子」は、1970年代になって続々と発見された。さらに最近になって、ヒトゲノム中の可動性部分が、がんから糖尿病まで、命に関わる幅広い疾患に関与している可能性を示す証拠が増えつつある。しかしこれらが有益な働きをしていることを示唆するデータもあり、ジャンクDNAとみなされてきた可動性遺伝子の偽遺伝子やレトロ遺伝子としての働きや健康との関わりに注目して、遺伝データを見直す研究が始まっている。

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