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真価を問う
Nature Medicine 23, 7 doi: 10.1038/nm0717-796
オルガノイドは、薬剤の有効性の検証や疾患のモデリングなど、臨床研究のための有用な手段となりつつある。まれな変異を持つ患者の細胞から作製したオルガノイドが治療用の薬剤の選定に使われて成功を収めており、がんや嚢胞性繊維症のような遺伝病についても、オルガノイドモデルを使用して以前より格段に増えた治療選択肢を探る例が多くなっている。今後は、オルガノイド実験で得られたex vivoデータをどのように臨床治療に取り込むかといったトランスレーショナル研究や、オルガノイドの作製にかかる時間を短縮し…